今回は、横断幕を作成するメリットや作成する際の流れなどについてご紹介していきます。
横断幕を応援に取り入れ、活気のある応援を選手に届けよう!
チームを応援する際のシンボル「応援幕」について紹介。
横断幕と垂れ幕は違うの?
1,形状の違い
横断幕は横方向に長いのに対し、垂れ幕は縦方向に長い形になっています。その形状から、横断幕は建物やフェンスなどに張り付けて使用されることが多く、垂れ幕は建物につるされて使用されることが多いです。
2,用途の違い
横断幕と垂れ幕はそれぞれの形状の違いから、適した用途も異なります。横断幕は横に長いため、店舗の手すりに設置されたり、スポーツの応援などでよく活用されます。
人の目線は横の認識範囲が広いため、横幅のある横断幕を使えば、しっかりと情報を伝えることができ、広告としての宣伝効果も高いです。
一方、垂れ幕は縦に長いため、高さのあるところに設置されます。
情報を上から下にかけて読むため、横断幕に比べて、掲載できる情報量は少なくなります。
しかしインパクトはあるため、高いところから吊り下げることで、通行する人に圧倒的な存在感を与えます。
大規模会場でのイベントや大型商業施設、百貨店での展示に利用されることが多いです。
なお、垂れ幕と同じように使われる懸垂幕やのぼりは、呼び名が違うだけで同じものを示します。
上記の違いがありますが、周囲に宣伝やアピールをするという目的で使われるという点で、横断幕も垂れ幕も同じです。
したがって、掲げたい内容が横方向、縦方向どちらの方が伝わりやすいのか、また掲示する場所がどこなのかに応じて選ぶことが大切になります。
応援用に横断幕を作るメリットとは
横断幕はスポーツ応援のほか、店舗の販促やイベントでの使用などさまざまな用途で使われている幕の総称です。その中でも、スポーツの応援に用いられる横断幕は、「応援幕」とも言われ、チームを応援する際にシンボルとなるものであり、重要な役割を担います。
では応援幕のメリットとはどのようなものなのでしょうか?
1,選手及びチームの士気を高める
「応援幕」という名の通り、それを掲げるだけで選手やチームに応援メッセージを送ることができ、士気が高まります。「強豪」といわれる選手やチームがいるところには、必ずと言っていいほど、応援幕も存在しますので、それくらい応援幕は選手にパワーを与えるものなのかもしれません。2,インパクトがあり、注目を集めることができる
応援幕があると目立つため、注目を集めることができます。その応援幕にチームのスローガンを掲げることで、改めて選手たちが一丸となって目指すべきものを認識することができ、結束力が高まります。また対戦相手にもチームの存在をしっかりと示すことができるでしょう。3,応援グッズとして、持ち運びが便利
応援幕は折りたたんでコンパクトに収納することができるので、持ち運びが便利です。遠征する場合でも、比較的荷物にならずに会場に持ち込むことができます。また応援幕は会場に設置してもいいですし、複数人で掲げながら応援しても盛り上がるでしょう。材質はどのようなものを選んだらいい?
スポーツの応援に使われる応援幕には、どの様な材質のものがあるのでしょうか?
持ち運んで使うことがメインなのか?屋外に常設することを目的として作るのか?
一口に応援幕と言ってもその使い方によって、おすすめの素材も変わってきます。
1,トロマット
トロマットの大きな特徴は軽さです。軽くて折りたたみが簡単であり、シワが付きにくいことから持ち運びにピッタリの素材だといえます。
基本的には屋内での使用がおすすめですが、多少濡れても乾きやすいため短時間の使用であれば屋外での使用も可能です。
リーズナブルな価格で購入することができる点も魅力です。
2,ターポリン
ターポリンは屋外での使用がメインの場合におすすめの素材です。厚みがあり雨風に強く、また日光で色あせることがほとんどないことから、長期間屋外での使用に耐えることができます。
また、光を通しにくい素材であることから、両面印刷を利用して使い分けることもできる優れものです。
ただし、厚みがありかさばるため折り畳みには向いていません。
屋外に常設しておくような場合にはピッタリだといえます。 ご紹介した2種類の素材は、どちらも手入れが簡単で扱いやすいのが特徴です。
トロマットの場合には、汚れた部分を優しく弱く手洗いします。ターポリンの場合には、濡らした布でやさしくふき取ることで汚れを落とすことができます。
チームの思いが込められた応援幕ですから、綺麗に大切に使い続けましょう。
横断幕を作る時の流れ(デザイン作成から入稿まで)
1,どの様な横断幕を作るか決める
まずは、サイズ、枚数、素材、仕様、価格などを決めます。特にサイズ感は横断幕を作る際に重要になってきますので、自分たちのイメージに合ったものになるかどうかを把握したうえで決定する必要があります。
2,見積もり依頼
依頼する業者を選んだうえで、見積もり依頼をおこないます。見積もりでは、1でお伝えしたような内容が必要になってきますので、あらかじめ決定しておきましょう。
3,デザイン作成・入稿
まずは、横断幕に必ず入れたい言葉を選んでいきましょう。定番は、チーム系、スローガン、イラストといったものです。
横断幕のサイズ感と入れたい言葉やイラストの配置を照らし合わせていきます。
デザインの作成方法は、自分で手書きやパソコンソフトを利用して作利データで送るほか、メールなどでどのような文字やイラストを入れたいのかを言葉で伝えてデザインを作ってもらうという方法もあります。
デザインは何度でも無料で修正可能であるところが多いため、出来るだけ理想のイメージに近い形に近づけるように業者とのすり合わせを行っていきましょう。
4,色や書体の決定
デザインが決定したら、配色や書体を決めていきます。色や書体によって、横断幕の印象が大きく変わってくる重要な要素です。
なお、イラスト以外の色数に関しては2~3色以内に収めるのがおすすめです。
色数が多すぎると、遠方から見ることの多い横断幕の場合見づらさが生じてしまうためです。
5,制作・納品
ここまで来たら、あとは業者にお任せです。出来上がりを楽しみに待ちましょう。
一般的には5~7日程度で完成しますが、混雑時期などの場合にはもう少しかかる場合もあり得ます。
特に大きな大会に向けて作成したいなど、使用したい使用したいタイミングが決まっている場合には、余裕をもって申し込みをすることをおすすめします。
応援用に気持ちを込めて!手作りで作るならどうしたらいい?
予算があまりかけられないという場合や自作でオリジナリティを出したいという場合などには、手作りで横断幕を作成するという方法があります。
手づくりには印刷では出すことのできない味や、立体感のあるデザインで作成することができるなどのメリットがあります。
では、実際に作るとなるとどの様な手順で進めていけばよいのでしょうか? 流れをご説明していきます。
1,どの様な横断幕を作るか決める
まずは、サイズ、枚数、布の素材などを決めます。手書きでの作成におすすめとされているのが、「綿ブロード」と「オックスフォード」です。
綿ブロードは薄手で書き心地の良さが魅力ですが、耐久性に劣ります。 オックスフォードは、綿ブロードに比べて厚みがあるため、破れにくいのが特徴です。
屋外で使用することがある場合におすすめです。
どちらも文字を書いたりイラストを入れたりするのに書き心地の良い生地となっています。
2,デザイン作成
作成方法は、業者に依頼する際と同様に手書き、もしくはパソコンソフトなどを使って進めていきます。なかなかイメージを膨らませるのが難しい場合などには、ネットで横断幕のデザイン例を検索するなどすれば、参考になるでしょう。
3,下書き
デザインをもとに、布に下書きをしていきます。下書きには、鉛筆や布用のチャコペンなどを使用しましょう。
4,縫製
布の四方を5mmで縫い上げます。ミシンのほか、裾上げテープを使用して裾上げテープを使用する方法があります。
こうすることで、布地の補強の役割を果たします。
5,縁取り、色塗り
下書きをペンなどを使ってなぞったあと、アクリルガッシュや水性ペンキ、スプレーなどで色付けしていきます。二度塗りをすることで、より綺麗に色づきます。
6,紐づけ
ハトメを布の四方に取り付け、紐を付けても生地がちぎれにくく補強します。ハトメは、片面もしくは両面からハトメパンチやハンマーで打ち付けて布に取り付けます。
ただし、布が薄い場合には、ハトメを付けると、破れてしまう可能性があるため、穴の周りを三角形に切ったレザーやフェルトなどで補強するという方法がおすすめです。
手作りについてより詳しい記事はこちら【横断幕を100均グッズで手作りできる?】
まとめ
以上、横断幕の種類や素材、また作成にあたっての手順やポイントについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
気持ちを込めて作り上げる横断幕ですので、出来るだけ長く大切に使っていきたいものです。
用途によって生地の選び方やサイズ感などが変わってきますので、ぜひベストなものが作れるように、今回お伝えしたことを参考にしながら、取り組んでいただければと思います。
横断幕/垂れ幕 商品一覧
ターポリン:防炎
厚さ:420μ(0.42mm)|坪量:510g/㎡
900 x 2,000mm:1枚6,930円(税込)〜
屋外には最も強く、耐久性バツグンのテント生 地です。屋外の使用が多く、イベント、宣伝、お祝いなどて使用されます。多くの横断幕はターポリンを使用しています。
軽量ターポリン:防炎
厚さ:250μ(0.25mm)|坪量:300g/㎡
900 x 2,000mm:1枚6,930円(税込)〜
通常のターポリンより20%位軽いターポリン。厚みが薄くなる分軽量で柔らかいです。強風を受ける場所は適しません。イベントや建設現場、屋外の雨風対策のポスターに最適です。
メッシュターポリン:防炎
厚さ:370μ(0.37mm)|坪量:270g/㎡
900 x 2,000mm:1枚7,777円(税込)〜
風除けのための無数の穴(空気ぬけ)がたくさん開いておりメッシュ状の基材です。軽量で風の影響を受ける場所での設置に適しています。
高発色クロス
厚さ:190μ(0.19mm)
900 x 2,000mm:1枚7,051円(税込)〜
ポリエステル製の中厚手の生地です。軽量なので扱いやすく持ち運びに便利です。強風を受ける場所などには適しません。