スピードプリントで横断幕も作れる!
横断幕印刷の特徴や事例をご紹介
横断幕の印刷について制作事例を交えてご説明いたします。
横断幕は、多くの人の目にとまりインパクトを与えることができるため、応援用の横断幕はもちろんのこと、注意喚起などにも使用されます。
しかし、どんな横断幕を作成するか、ゼロベースで考えるのは難易度が高く、時間だけが過ぎ去ってしまいます。そこで、横断幕を作っているプロに手伝ってもらうことで、より理想に近い横断幕を作ることができます。
今回は、横断幕の特徴や作成方法などを紹介します。また、スピードプリントで実際に作った事例も交えながら、分かりやすく解説していきます。業者に頼んで横断幕を作成しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
横断幕とは
そもそも横断幕とは?横断幕、懸垂幕、応援幕の違いは?
横断幕の特徴①告知効果が高い
横断幕・懸垂幕・応援幕の中でも、一番メジャーでイメージがしやすい横断幕は、日常生活でも目にすることが多いかと思います。横断幕は大きなサイズで掲示されることが多く、目立つため、視認性が非常に高いという利点があります。動また新聞や雑誌、CMなど様々な広告媒体がありますが、横断幕による告知は比較的低コストで行えます。広告予算の制約がある場合でも、低いランニングコストで運用することができます。
横断幕の特徴②壁があれば掲げられる
高さを必要とする懸垂幕とは異なり、横幅のある壁やフェンスなどがあればどこでも掲げて使用することができます。万が一壁がない場所であったとしても、数人が手で持つだけで、横断幕を掲げることができます。 横断幕の使用に適しているシーンとしては●イベント告知
●スポーツ観戦の告知や応援メッセージ
●会場装飾
などがあげられます。
懸垂幕の特徴①縦に吊るす
懸垂幕(けんすいまく)とは、縦長の生地をベースに文字やイラストなどのデザインを施したものです。建物の上部からつるし、周囲の人の注意を引きつけます。 主なサイズは6~10m程度あるため、パッと見ただけで多くの人に情報を告知したりインパクトを残すことができるツールです。 百貨店や学校の外壁などでよく使用されており、垂れ幕や縦幕と呼ばれることもあります。横断幕との違いは縦向きで使用するのか、横向きで使用するのかの違いのみです。 使用される素材に大きな違いはありませんが、懸垂幕は比較的シンプルなデザインで作られる傾向にあり、セールや催しものなどの告知として使用されることが多いです。懸垂幕の特徴②並べて掲示できる
懸垂幕は縦長で、建物の外壁に吊るすため、複数の懸垂幕を横に並べることができます。例えば、全国大会出場が決定した部活が複数あった場合、懸垂幕を並べて吊るすことで、複数の部活の成果をメッセージとして届けることができます。 並べて掲げることで、視覚的なインパクトも増し、よりメッセージ性の強いものになるのもメリットといえます。 しかし懸垂幕はサイズが大きいため、風に煽られても破けない丈夫で厚い素材で製作する必要があります。設置する場所や使用期間に応じて、適した素材を選ぶ必要があります。 屋内向けの生地としては、ポリエステル素材でほつれにくいトロマットや薄手で軽量のポンジ、厚みがあり耐久性に優れているトロピカルがおすすめです。屋外向けの生地としては、ビニール系素材で発色が良いターポリンなどがおすすめです。懸垂幕の使用に適しているシーンとしては
●警察署の外壁に掲示する交通安全標語
●デパートの外壁に掲示するセール告知
●校舎の外壁に掲示する運動部の決勝進出などの告知
●ハウスメーカーや工務店の宣伝広告
などがあげられます。
応援幕の特徴①強いメッセージ性
応援幕は、スポーツイベントなどで応援するために作られたものです。スポーツチームやサポーター団体が、応援メッセージやチーム名、ロゴなどを掲載して、チームを応援するために使用されます。横断幕と応援幕は、両方とも大型の布地である点は共通していますが、一般的には異なるものとして扱われます。 ただしスポーツイベントで利用される際、両者の境目が曖昧になることがあります。ただし掲示して使用する場合には横断幕と呼ばれ、観客が応援用に持ち上げて使用する場合は、応援幕と呼ばれていることが多いです。 応援幕としてチームのスローガンを描いたり、選手を活気づけるためのキーワードを書く場合もあります。選手の個人名が書かれていれば、選手自身も闘志が燃え上がり、モチベーションが上がることでしょう。
応援幕の特徴②持ち運びやすい
応援幕は基本折りたたんで持ち運びできるため、不便を感じません。より負担を減らしたい場合、素材としてはトロマットがおすすめです。軽量なので、女性であっても苦にならず持ち運ぶことができます。多少サイズが大きくても、常設したい場合には、重量感があるターポリン生地がおすすめです。 耐久性、撥水性に優れているため、悪天候で使用することがあっても、劣化せず長く使用することができます。このいづれかの生地であれば、メンテナンスも楽なので、手間をかけずに応援幕を作りたい人はぜひ検討してみてください。
横断幕の適切な貼り方は?
ハトメ加工
ハトメ加工とは、横断幕や懸垂幕を取り付ける際に紐やロープなどを穴に通しますが、その穴にリング状の金具を打ち付けて補強することをいいます。 この補強を行うことで、紐を通しても負荷を減らし、破れを防ぐことができます。ハトメ加工は横断幕の穴はもちろんのこと、バッグやスニーカーの紐を通す穴にもよく施される加工です。 ハトメ加工の名前の由来には諸説ありますが、ハトの目に似ていることからハトメと呼ばれるようになったようです。 ハトメ加工には、主に2種類あり、片側にだけ金具を取り付ける片面ハトメと表裏両方に金具を取り付ける両面ハトメがあるので、お好みで選んでください。棒袋縫い加工
棒袋縫い加工とは、布の上下が袋状になるように縫製している加工のことをいいます。 のぼり旗をイメージするとわかりやすいですが、ボールやパイプを差し込むための筒状の穴で、隙間がなくピッタリとはまっているのが特徴です。 この加工を施すことで強度を高めることができ、屋外の強い風にも耐えることができます。より詳しい記事はこちら
横断幕を手作りする人もいる?作成方法をざっくりとご紹介!
ステップ1
まずはどんな横断幕を作りたいのか、イメージを形にするため、デザインを決めましょう。完成イメージを明確にすることで、出来上がった際に納得のいく横断幕を作り上げることができます。とはいっても、細かくデザインする必要はありません。ラフに描いたもので問題ないので、実際に紙に描き出したり、illustratorなどのソフトがあれば、パソコンでデザインしてみましょう。ポイントは以下の通りです。▶どんな文字を入れたいのか
▶文字の位置
▶文字の大きさ
▶色は何色使うのか
▶イラストは入れるのか
この5つを明確にすることで、全体像を把握することができます。描きたいことがまとまれば、自ずと横断幕のサイズもイメージできるようになります。 また、イメージと違ったなどの失敗を防ぐために、A4サイズの紙にデザインを印刷してみることをおすすめします。サイズが大きい場合には、A4サイズの紙を繋ぎ合わせることで、原寸大の下書きを作ることができます。 もし、パソコンがない場合は、文字を模写してデザインするやり方もあります。上手く模写をするコツとして、文字を四角い枠の中に入れて、模写していくと文字の大きさのバラツキを防ぐことができるので、参考にしてみてください。
ステップ2
続いて、デザインを描く前に下準備を行います。まずは、横断幕を作る際に必要な物を買い揃えましょう。横断幕の生地を選ぶ際は、丈夫で持ち運びがしやすいものなど、優先順位を整理することで、理想に近い生地を見つけることができます。 横断幕に使われる代表的な生地には、トロマット、トロピカル、オックスフォードなどがあります。トロマットは、厚手で丈夫なポリエステルの生地です。発色や耐久性にも優れていて、厚手ですが折り畳みも簡単なため、女性でも扱いやすい素材です。コンパクトに収めたい人や利便性を重視したい人にはおすすめです。同じく、トロピカルもポリエステル生地ですが、トロマットに比べ約半分の厚みで、軽量なのが特徴です。耐久性にも優れ、コストパフォーマンスが良い生地のため、短期間だけ使いたい人や軽量重視の人にはおすすめです。最後にオックスフォード生地は、縦横に二本の糸を引き揃え織った平織りの生地です。服飾でもよく使用されている織り方で、頑丈なのが特徴的です。生地の特徴を把握したうえで生地選びをしましょう。生地を選ぶことができたら、補強を行いましょう。補強の方法としては、布の四方を5cm幅に折りミシンで縫うやり方とアイロン熱接着両面テープを使って布を貼り付ける方法があります。補強作業を行う際、どうしても角が厚くなりがちなので、なるべく厚みが出ないように、気を付けながら作業を進めましょう。 補強作業が済んだら、作成したデザインを布地に転写して、下書きをしていきましょう。A4サイズのデザイン紙を準備している場合には、実際に横断幕に配置して、バランスを確認しましょう。問題がなければ、基本的に布地の場合にはチャコペーパーを用意し、布に転写していきます。転写するデザインが真っすぐなライン、文字や模様を描きたい場合には、適宜マスキングテープを使って縁取りを行ってみてください。 きちんと下準備を行うことで、綺麗に仕上げることができるので、手を抜かずにしっかり準備を行いましょう。
ステップ3
下書きが終わったら、塗料や絵具を使って横断幕に色を塗っていきましょう。いよいよメインの着色作業になります。失敗が許されない作業になるので、時間に余裕を持ち、慎重に作業を行いましょう。着色に関してはコストパフォーマンスがよく耐水性のあるアクリルガッシュがおすすめです。ただし、アクリルガッシュは、少しの水の量の違いでムラができやすいので、水の量は慎重に調節しましょう。 筆にインクがたっぷり含んでいる状態だと、滴り落ちてしまい、想定外の付着をしてしまう可能性があります。失敗を避ける為には、着色したい箇所の周囲をカバーするなど、予期せぬ付着を防ぎましょう。ステップ4
一度すべてを塗り終えると安心してしまいがちですが、一度塗っただけでは透けて見えてしまうことが多いです。そのため、完全に乾いたことを確認してから、色を塗る作業を何度か繰り返すことが大切です。透けなくなるまで、しっかり重ね塗りを行うことで、遠くから見てもはっきりとデザインを確認することができ、鮮やかな仕上がりになります。 重ね塗りが終わったら、仕上げとして防水スプレーをかけると、より長く使用することができるので、おすすめです。そして、横断幕を広げられる広いスペースでしっかりと乾かせば、完成です。実際に横断幕を使用する前には、ハトメの取り付けと紐をくくりつけることを忘れないようにしましょう。ハトメには、金槌で叩いて取り付けるタイプと直接生地に取り付けるタイプがあります。あまりこだわる必要はないですが、直接生地に取り付けるタイプは、屋外で使用する横断幕の場合、強風等によりハトメ穴から生地が裂けてしまうリスクがあります。横断幕を補強するためにも、補強布としてハトメより一回り大きいサイズにカットした生地を準備し、裏側に重ねた状態でハトメを取り付けるようにしましょう。
おまけ!「100均」で横断幕を作ってみた!
手作りで横断幕を作成したい場合には、100均アイテムが活躍してくれます。近年100均ショップの店舗も増え、家の近くだからとよく利用している人も多いのではないでしょうか。
もちろん、手芸店やホームセンターの方が品揃えも多く、自分好みの生地や道具を集めやすい傾向にありますが、モノによっては100均アイテムで賄うことができます。
おすすめは、いいアイテムがあったからと即決して購入してしまうのではなく、複数のお店を見比べることです。一番コストパフォーマンスがよく、理想の横断幕が作れるアイテムなのかどうか、納得した上で購入すれば、手軽に横断幕作りをスタートすることができます。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
100均で横断幕を作る場合には、以下の物を揃えましょう。
▶布もしくは紙
▶絵の具
▶筆
▶仮止め用の接着剤
▶マスキングテープ
▶ボールペン
▶パレット
▶布や紙に紐を通すために使用するハトメ、ハンマー
▶ひも
手書きで紙製横断幕を作る場合には、布や紙、そして画材を準備しましょう。最近では100円ショップやホームセンターで理想の物を見つけやすくなっています。生地や紙を選ぶ際は、できる限り丈夫で耐久性に優れており、破れにくいものを選ぶことをおすすめします。特に先でも紹介したように、トロマットのような扱いやすい物を選べば、作成中も不便なく工程をすすめられるので、素材にはこだわりましょう。手書きの場合には、アクリル性の絵の具がおすすめです。水で溶かして描くことができ、乾くと耐水性もあるため、小さい子でもお絵描きのような感覚で作成することができます。コストを抑えたい場合には、家で準備できるものや100均で揃うものもあるため、色々なお店をチェックして買い揃えてみてください。
また、作成手順は以下の通りです。
1.デザインを決める
2.布の端を裏側に折って糸で縫う、もしくは布用ボンドなどを使って貼り付ける
3.アクリル性の絵の具などを使用し、横断幕にデザインを描く
4.絵の具を乾かして完成
より詳しい記事はこちら
先でも紹介したように、4つのステップで横断幕を作ってみましょう。横断幕印刷で失敗したくない!3つのポイント
前例から学ぼう!横断幕失敗事例紹介
実際に横断幕を作ったことのあるお客様の声や、業者の声をピックアップしました。こんなはずじゃなかった・・と思ってしまった失敗事例として以下が挙げられます。・金具問題
・色問題
・法令問題
ここでは具体的な事例を交えながら紹介していきます。
・金具問題
横断幕を作成する上で、補強を行うことは大切です。しかし、補強として使用する金具のサイズが不適切だと、横断幕の重さに耐えきれずハトメが取れてしまうケースが発生しています。扱いやすい標準サイズの横断幕であれば、100均ショップなどで売っているハトメパンチなどで対応できますが、業者に依頼するときには適切なサイズかどうか必ず確認することをおすすめします。また注意したいポイントとして、ハトメ用の穴の位置に気を付けましょう。適当に穴を開けてしまうと、左右の穴の位置がズレてしまい、端との間隔が保たれずに破損してしまう原因となります。ハトメ用の穴を開ける際には、事前に穴を開ける場所に印をつけたり画鋲を試しに打ってみるなど、高さや左右対称の位置になっているのか確認しながら調整しましょう。・色問題
他の横断幕に負けないように、多くの色を使って派手に装飾したくなりますが、デザイン的には3色以内でシンプルに仕上げるのがおすすめです。横断幕はメッセージ性が強いアイテムです。色を使いすぎてしまうと、ごちゃごちゃとまとまりがなく、伝えたいメッセージが伝わりづらくなってしまう可能性があります。そのため、背景色はチームカラーにするなど、事前にイメージをまとめておくといいでしょう。 背景色に迷う場合には、濃い色の背景がおすすめです。文字を明るめの白や黄色をチョイスすれば、字がみやすくなり、メッセージも読みやすくなります。 また、書体もこだわりすぎずシンプルな書体がおすすめです。一般的なゴシック体や明朝体を検討してみてください。また、パソコンで描いていたデザインの色味と実際に出来上がった色味が異なるケースがあります。これはパソコンの設定環境や見え方の相違により、データだけだと汲み取れない部分が発生してしまうことから生じる失敗事例のひとつです。そのため、業者に依頼する際は、色の見本となるものを印刷して郵送したり、生地サンプルの色を指定するなど、業者との相違が発生しないように、やり取りを行う必要があります。せっかく作った横断幕の仕上がりが、イメージと違ってしまったということがないよう、入念に打ち合わせを行いましょう。
・法令問題
横断幕を使うシーンによりますが、屋外で広告として横断幕を使いたい場合には法令が関わってくることを覚えておきましょう。例えば、福岡市の屋外広告条例では、申請した後であっても看板は1年毎に更新する必要があります。横断幕の場合には、なんと1か月毎の更新が必要です。ただし、屋外広告物に関しての決まりは各市町村によって異なります。広告用として横断幕を作成する場合には、条例違反にならないように、規定サイズや更新頻度についてチェックしておきましょう。 また、Jリーグのホームスタジアムでは横断幕のサイズに規則があります。例えば、あるクラブでは高さ80cm×横300cmという規定があり、別のクラブでは、高さ100cm×横300cmという規定があったりして、詳細はクラブによって異なります。そのため応援したいクラブのホームページを確認したり、分からない場合には問い合わせをすることをおすすめします。当たり前ですが、規定を守って選手を応援しましょう。 紹介したケースのほかにも、掲げたい場所によっては管理者や商店街などの許可が必要となる場合があります。せっかく作った横断幕をルール違反によって無駄にしないためにも、必ず用途に応じて、以下の点を確認するようにしましょう。▶掲げたい場所で本当に掲示することができるのか
▶どのくらいの広さを使用することができるのか
▶用途によっては掲示許可を取っておく必要があるのか
ルールは自治体によって異なりますので、必ず横断幕を掲示したい地域の規定を確認しましょう。
より詳しい記事はこちら
まとめ
スピードプリントなら24時間年中無休でネット印刷を依頼することができます。業界最安値で作成することができるためコストを抑えることもでき、入稿後手元に届くまでのスピードも早いです。ぜひ依頼してみてはいかがでしょうか。
横断幕/垂れ幕 商品一覧
ターポリン:防炎
厚さ:420μ(0.42mm)|坪量:510g/㎡
900 x 2,000mm:1枚6,930円(税込)〜
屋外には最も強く、耐久性バツグンのテント生 地です。屋外の使用が多く、イベント、宣伝、お祝いなどて使用されます。多くの横断幕はターポリンを使用しています。
軽量ターポリン:防炎
厚さ:250μ(0.25mm)|坪量:300g/㎡
900 x 2,000mm:1枚6,930円(税込)〜
通常のターポリンより20%位軽いターポリン。厚みが薄くなる分軽量で柔らかいです。強風を受ける場所は適しません。イベントや建設現場、屋外の雨風対策のポスターに最適です。
メッシュターポリン:防炎
厚さ:370μ(0.37mm)|坪量:270g/㎡
900 x 2,000mm:1枚7,777円(税込)〜
風除けのための無数の穴(空気ぬけ)がたくさん開いておりメッシュ状の基材です。軽量で風の影響を受ける場所での設置に適しています。
高発色クロス
厚さ:190μ(0.19mm)
900 x 2,000mm:1枚7,051円(税込)〜
ポリエステル製の中厚手の生地です。軽量なので扱いやすく持ち運びに便利です。強風を受ける場所などには適しません。