テキスト・キャッチコピーの作成
告知したいことをまとめたら、実際にチラシに掲載するテキストや
キャッチコピーを作成していきましょう。
コピーライティングができるデザイナーであれば、相談しながら
文面を考えていくことも可能です。
また、チラシに盛り込む基本情報や必須項目については、
後述で詳しく説明しているため、参考にしてください。
A6〜A3サイズ|B6〜B4サイズのチラシ・フライヤー印刷
チラシやフライヤーを印刷する際の気になるポイントを、スピードプリントに関わらず一般的な情報としてまとめました。
チラシやフライヤーを印刷するときに
「どういう順序で作れば良いの?」「チラシに盛り込むべき情報は?」
といった疑問を抱く人が多いのではないでしょうか。
チラシを印刷するときは、適当に作るのではなくポイントや
注意点を押さえながら作成することで、
より印象的なものを作ることが出来ます。
印象に残るオリジナルのチラシを印刷し、成果に繋げていきましょう!
チラシ印刷を作成するときは、
デザイナーと意思疎通を図りながら進めていきます。
作り方は以下の3つのステップを参考にしてください。
まずは、チラシを作る前に訴えたいポイント、告知したいことをまとめることが大切です。
「何を売りたいのか」「セールスポイント」などを
明確にしていきます。
テキスト・キャッチコピーの作成
告知したいことをまとめたら、実際にチラシに掲載するテキストや
キャッチコピーを作成していきましょう。
コピーライティングができるデザイナーであれば、相談しながら
文面を考えていくことも可能です。
また、チラシに盛り込む基本情報や必須項目については、
後述で詳しく説明しているため、参考にしてください。
写真・イラストの選定
チラシに掲載する写真やイラストも選定していきましょう。
写真、イラストがないチラシやフライヤーもありますが、
「視覚的に何かを訴える」ためには、
写真やイラストは良い材料となります。
チラシの大きさや文面とのバランスを考えながら
積極的に使っていきましょう。
使用する写真やイラスト、キャッチコピーなどが決まったら、
テキストデータやファイルなどに保存し、
共有できるようにしておきましょう。
チラシ印刷の企画・準備が整ったら、次はレイアウトを調整していきます。
レイアウトを調整するときは、ラフレイアウト→PCによるデザイン作成の順で進めていきます。
ラフレイアウトとは
どのようなチラシにするのか、
大まかな設計図を作成することを
「ラフレイアウト」と呼びます。
ラフレイアウトを作ることで、デザイナーやチラシ制作チームとの
認識を確認し、理想のチラシやより良い物を
作っていくことができます。
PCによるデザイン作成
ラフレイアウトを作成し、素材を揃えたらデザインを制作する前に、
印刷業者や用紙などを決めていきましょう。
全て整い次第、PCを使用して
本格的にデザインを制作していきます。
この記事を読んでいる人自身がデザイン制作を
進めていくなら、以下のソフト等を使用しましょう。
Adobe Illustrator Adobe Photoshop Microsoft Word Microsoft Power Point
クリエイター向けの本格的なソフトを使用し、
デザイン性豊かなチラシを印刷するならAdobe製品がおすすめです。
また、ワードやエクセル、パワーポイントといったツールでも
チラシは制作できるため、
Microsoft製品でも問題ありません。
いずれのソフトもテンプレートが用意されているため、
初めてチラシ制作する人はテンプレートを使用しても良いでしょう。
理想のチラシが出来ない場合は、プロのデザイナーに依頼するなど
外部に委託する方法もあります。
デザインが完成したら、印刷してチラシが完成します。
印刷方法は主に以下の3つに分類されます。 印刷するときは、枚数によって印刷通販に注文しましょう。
印刷通販は低価格でチラシにデザインを印刷してくれる業者のことで、サイトに無料登録すれば誰でも利用することができます。
また、枚数による印刷方法は以下を参考にしてください。
枚 数 | 1〜10枚 | 10〜1000枚 | 1000枚以上 |
---|---|---|---|
種 類 | 自宅・コンビニで印刷 | オンデマンド印刷 | オフセット印刷 |
特 徴 |
・ 印刷が粗い ・ 予算がかからない ・ お手軽 |
・ 少量印刷向き ・ 短納期 ・ スピード対応が可能 |
・ クオリティが高い ・ 大部数向き ・ 納期がかかる |
説 明 |
1〜10枚単位であれば、自宅の |
10枚〜1000枚程度チラシを |
1000枚以上など大量にチラシを印刷 |
ここからは、
チラシを印刷するときのポイントを解説していきます。
以下4つのポイントを押さえて、印象的なチラシを制作しましょう。
チラシ印刷を進めていく際に大切なことは、「目的とターゲットを明確にすること」です。
「誰に何を伝えるのか」といった企画をしっかりすることで、盛り込みたい情報を確実に掲載することができます。
「5W1H」の活用
目的や情報を明確にするために
「5W1H」のフォーマットを活用して書き出してみましょう。
Who | だれが |
---|---|
When | いつ |
Where | どこで |
What | なにを |
Why | なぜ |
How | どのように |
5W1Hに当てはめていくことで、より具体的に
チラシ制作を進めていけるでしょう。
レイアウトは読み手の印象を変える大きな要素です。
そのため、知ってほしい情報を的確に伝えるためには、よく考えて構成しなければなりません。
印象に残るチラシを参考にする
目的やターゲット、盛り込みたい情報を決定したらどのような
チラシにしたいのか、さまざまなチラシを参考にすると良いでしょう。
Googleの画像検索などは一覧で表示されるため、
色々なチラシを見ることができます。
特に実績のある大手企業や、業種が似ているチラシは
参考になることが多いです。
レイアウトに付随し、情報を載せる場所の優先順位を考えましょう。
「何をどこに載せるのか」の配置を決めることで、セールスポイントを相手に伝えることが出来ます。
載せる情報の配置を考える
レイアウトの優先順位を決めるときは、似ている情報を
近くにすることでまとまりのあるデザインになります。
具体的には以下のようにして、ブロック分けしながら
デザインを決めていきましょう。
伝えたい情報の優先順位を決めたら、
レイアウトのスペース、テキストや写真の大小、など
配置を考えていきましょう。
デザインが決まり、印刷するときは用紙を決めます。
コスパを求めるならコート紙
一般的にチラシやポスターの印刷では、コスパを考えて
「コート紙」が使用されます。
コート紙は表面に光沢感がある用紙のことで、インクの
載りがよく期待通りの発色が期待できます。
一方で、光沢があるため鉛筆やボールペンでのデザイン、
インクジェットプリンタでの印刷は不向きとなります。
また、コート紙を含め印刷に使用される用紙のタイプは、
以下のようなものがあります。
コート紙 |
光沢があり、チラシ印刷や ポスターに使用される |
---|---|
マットコート紙 |
コート紙よりも光沢が抑えられた、 マット調の用紙 |
上質紙 | 一般的なコピー用紙同様の質感 |
クラフト紙 |
漂白していない自然な色合い、 単色の印刷で使用される |
チラシ印刷でコスパとクオリティを求めるなら、
コート紙を使用しましょう。
チラシ印刷する際は、以下の注意点を意識しましょう。
3つの注意点を意識するだけでも、
チラシによる集客効果や読み手の印象は変わります。
見る人のために、
シンプルで見やすいデザインを心がけましょう。
伝えたいことが多く、チラシの紙面がゴチャゴチャしてしまうと、見にくくなり逆効果になってしまいます。
本当に伝えたいことだけを抜粋し、情報を盛り込みすぎないように意識しましょう。
配色について
チラシのデザインにおいて、複数の色を使いすぎると
統一性がなくなり、見えにくいチラシに仕上がってしまいます。
そのため、店舗や情報、イベントなどの内容に
合わせた色のみを使用し、
見やすいデザインを意識しましょう。
フォントについて
文字のフォントは、
チラシの印象を変える大きな要素となります。
ターゲットが高齢者である場合、出来るだけ
読みやすいフォントを使用するといった、
ターゲットに合わせて決めるのも一つです。
また、キャッチコピーやクーポン、
基本情報はフォントを変えて
目立たせるといった工夫をすれば、見栄えも良くなります。
キャッチコピーを目立たせる
キャッチコピーは第一印象を左右する重要な項目です。
読み手にインパクトを与えるため、配色やフォント、
文字サイズなど意識しながらレイアウトを決めてください。
クーポンなどを分かるようにする
チラシにクーポンなどを加える場合、クーポンがクーポンであることを
分かるようにデザインすることが大切です。
クーポン部分のみ配色や文字サイズを変えるなど、
工夫してみてください。
クーポンは集客の検証、集計にも役立つため、
チラシ印刷では効果的なコンテンツです。
また、チラシに関係のないクーポンを付けることは極力控えましょう。
チラシに掲載する基本情報は、集客や反響を受けるためにも目立たせた方が得策です。
文字サイズが小さい、周辺に情報が多い場合は基本情報が目立たなくなってしまいます。
基本情報を埋もれさせないために
基本情報は枠線で囲う、文字サイズを変える、
読みやすい書体にする、文字の周りに余白をもたせる
日付や数字を太くする、などして、他の情報や装飾と区別して
一目で分かるようにしましょう。
チラシ制作の基本として、文字が横書きの場合は「Z」の形に沿ってレイアウトを決めていきます。
人間は左上から右、左下、右下の順番に読んでいく傾向があるためです。
配置する情報の順番
配置する情報は
タイトル(キャッチコピー)→メイン情報→詳細→基本情報
の順番にレイアウトを構成すると、見やすいチラシが
完成すると言われています。
左上が一番最初に目にする部分なので、
タイトルやキャッチコピー、もしくは「最も伝えたい情報」を
配置しましょう。また、レイアウトの際は文字や写真の高さ、
行間、位置などを合わせるようにすると、
綺麗な見た目に仕上がります。
実際にチラシを制作する際
「チラシに盛り込む基本情報が分からない」
「必須項目が知りたい」
といった悩みを抱える人も多いと思います。
ここでは、利用シーン別に合わせたチラシに
盛り込む基本情報を解説していきます。
店舗の開店祝い、オープンを告知する場合のチラシは、
以下の基本情報を盛り込みましょう。
チラシを見た人が実際に店舗に訪れてもらうよう、店舗名、アクセス、電話番号、営業時間、開店日の記載は必須と言えます。
セールスポイントとして写真を使用するのも、視覚的に訴えるには効果的です。
また、インスタグラムやツイッター、ピンタレストなどのSNSアカウントがあれば、アカウント情報を載せると今後の集客、
店舗情報の拡散にも繋がるでしょう。新規オープンを記念したクーポンを載せる場合、分かりやすく目立たせましょう。
セールや限定価格を告知したい場合のチラシは、
以下の基本情報を盛り込むと良いでしょう。
セール商品を告知する場合、上記の基本情報のほか「何がどれだけ安いのか」というお得感をアピールすることが大切です。
写真や文字サイズ、フォントを変えながら、セール商品と情報を目立たせるようなデザインにしましょう。
また「半額」「◯◯%オフ」「◯月◯日まで」といったキャッチコピーが購買意欲を掻き立てます。
読み手に響くキャッチコピーを考えて、チラシの紙面で目立たせましょう。
チラシでイベントの告知をするときは、
以下の基本情報を盛り込みましょう。
前述でもお伝えしたように「目的とターゲット」を明確にしてイベントを告知するためのチラシを制作します。
参加対象者に伝わりやすいデザイン、レイアウトを意識しましょう。
また、定期的なイベントの告知だとしても初参加の人がいることを忘れずに、上記の項目は必ず盛り込むようにしましょう。
チラシに載せきれない情報がある場合は、SNSなどを活用してより詳しくイベント内容をアピールしてください。
チラシ印刷で失敗しない4つのポイント、チラシ印刷や具体例についてご紹介しました。
チラシ印刷の際は以下のポイントを
押さえることが大切です。
SNSを使用した告知が主流になりつつある中で、街中や店舗で不特定多数の人に目が行くチラシは、
告知の手段としてまだまだ有効と言えます。
デザインから印刷用紙まで、
こだわったチラシを作りましょう!
サイズ:297 x 420mm
新聞の折り込みチラシでよく使用されるサイズです。大きいので、店頭には置きにくいですが2つ、3つ折りにして配れば問題ありません。
サイズ: 257 x 364 mm
新聞の折り込みチラシでよく使用されるサイズです。大きいので、店頭には置きにくいですが2つ、3つ折りにして配れば問題ありません。
サイズ:148 x 210mm
街頭でのチラシ配布で見られる大きさです。文字もある程度大きめに入るので、お店のメニュー紹介や割引などに最適です。
サイズ:128 x 182mm
街頭でのチラシ配布で見られる大きさです。文字もある程度大きめに入るので、お店のメニュー紹介や割引などに最適です。