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等身大パネルを手作りするには?

~準備から作成方法を解説~




誰しもが一度は等身大パネルを見たことがあるのではないでしょうか?

等身大パネルは多くの人が訪れるショッピングモールや新商品の発表会など、多くのシーンで見かけることが多いインパクトのある広告です。現在では結婚式などにも使用されることがあるなど、活躍の場を広げている広告アイテムでもあります。

「イベントに等身大パネルを使いたいけど、どうやって手に入れるの?」「等身大パネルの作り方を知りたい」「そもそも等身大パネルって作れるの?」など、等身大パネルの使用を考えている人のなかには、このような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、等身大パネルを手作りする方法や手作りする際のメリットやデメリットなどを解説していきます。


等身大パネルの作成方法


イベント時に等身大パネルを使用したいと考えたとき、どのように準備をしたらいいのかわからないという方も多いはずです。等身大パネルを作成する方法としては「専門的な印刷会社に依頼する」「自分で手作りする」の2通りあります。それぞれのパターンを詳しく解説していきます。

専門的な印刷会社に依頼する

等身大パネルを作る際に一番初めに思い浮かぶのが専門的な印刷会社に依頼する方法です。
印刷会社によっては印刷紙の違いや印刷する素材の違いで価格が大きく変わってきます。そして加工にも多くの種類があり、「防水・耐水加工」や耐久性を高める「ラミネート加工」「穴あけ加工」など、さまざまな加工ができる点も印刷会社を使う大きなメリットです。
素材も普通紙から光沢紙、発泡スチロール性、アクリルなど多くの選択肢があるので好みによって選べるのも嬉しい点ではないでしょうか。
手作りと違った綺麗な仕上がりになるため、見た目の優れた等身大パネルが出来上がります。費用はかかってしまいますが、綺麗なパネルを作りたいという人にとってはおすすめの選択肢です。

自分で手作りする

もう一つのパターンが手作りです。
等身大パネルを作ったことがないという人にとってはハードルが高いと感じてしまいます。しかし、近年のプリンターによる印刷技術は格段に進歩しており、ハイレベルな印刷物を作ることが可能です。
はじめての人でも、手作りする際の手順をしっかりと把握すれば、等身大パネルを作成することができます。最近ではイベント事で使用する等身大パネルを手作りする人が増えてきました。


等身大パネルを自分で作るメリット・デメリット


等身大パネルを自分で作る際にメリット、デメリットはどういったものがあるのでしょうか。メリット、デメリットをしっかりと把握することで、失敗しないパネル作りに繋がるので見ていきましょう。

メリット

等身大パネルを手作りする際の一番大きなメリットが「制作コストを抑えることができる」点です。
等身大パネルにはさまざまな素材を使ったパネルがありますが、安価なものであれば比較的低コストで作成することができます。
手作りする際によく使われる素材は、ダンボールなどに印刷した画像を貼り付けて、等身大の大きさに組み立てていく方法です。ダンボールはホームセンターなどで手に入れることができ、印刷紙は文房具店などで手に入るので、比較的簡単に揃えることができます。初心者でも安価に始めやすいという点が手作りのメリットではないでしょうか。

また、「制作する際の工程を楽しめる」という点も自作する際のメリットといえます。自分の好きな画像を好きなようにパネルとして表現できるのは、手作りならではの醍醐味です。ものづくりが好きな人は自作することがおすすめといえます。

デメリット

等身大パネルを自分で作る際の大きなデメリットは「制作時間」と「クオリティ」です。 等身大パネルを作る際には、さまざまな工程が必要となります。そのため、慣れていないと作成時間が多くかかってしまう可能性が高いです。ある程度、工程を理解していると制作時間が短くて済みますが、慣れていないうちは時間も長くかかってしまうことでしょう。
また、クオリティに関しても問題が出てきます。自作では店頭などで見かけるような綺麗なパネル作成は難しく、用紙のつなぎ目やパネルのフチなどが粗くなってしまうことが多いです。素材もアクリルなどといったきれいめな素材での作成は難しいため、難易度が比較的低めのダンボールなどが一般的になります。
手作りする際は作りが粗くなってしまうことが多いですが、手作りの味が出せるからOKと思える人にはいいのではないでしょうか。


等身大パネルの手作り方法~4つのステップ~


等身大パネルを手作りする際にどのように作っていったらいいのかわからないという人も多いです。ここでは手作りをする際の作成ステップを解説します。

①目的、設置場所を考える

まずは、どんな目的で等身大パネルを作成するのかを決める必要があります。
目的には ・展示会や店頭での広告用
・来客を促す集客用
・イベントなどのウェルカムボード
など、さまざまな目的が考えられます。
等身大パネルを使用するシーンは多種多様のため、どのようなシーンでどういったメッセージを伝えたいのかを意識して、デザインなどの方向性を決めていくといいでしょう。

設置場所に関しては
・店頭
・イベント会場などの受付
・人通りが激しい場所
などが考えられます。

また、+αで等身大パネルを見てもらいたいターゲットなどを決めておくと、よりパネル作成の役に立つでしょう。
目的や設置場所などを事前に決めておくことで、スムーズにパネル作成を進めていくことができるのでおすすめです。

②印刷するサイズを決める

印刷する際はエクセルを使うのがおすすめです。
1.エクセルに画像や写真を貼り付け
2.エクセルで「幅」や「高さ」などのサイズを指定
3.プリンターで分割印刷

一般の家庭では等身大サイズの印刷ができるプリンタは多くありません。
そのため、A4サイズに分割して印刷するのがおすすめです。A4サイズで何分割すれば等身大になるのかを計算して作成していきましょう。

③印刷する

印刷する画像には、上下左右の4方向に余白ができます。余白を少なくするために「ユーザー設定の余白」を0に設定すると、印刷できるスペースが増えるのでおすすめです。自身の画像データや写真を印刷する際には「解像度」に注意する必要があります。

解像度は、画像の密度を表す言葉となっており、解像度が高いほど滑らかで綺麗な画像となるのが特徴です。単位は「dpi」で表現され、一般的なパソコンの解像度は70〜90dpiとなっています。等身大パネルの場合、200dpi以上の解像度があれば綺麗に印刷することができるでしょう。プリンターによって解像度が違うため、注意が必要です。

④印刷した画像を繋ぎ合わせて段ボールなどに貼り付け、組み立てる

印刷した画像の余分な部分をカットする工程が大切です。余分な部分の余白がある状態で画像を繋ぎ合わせてしまうと、画像同士が途切れてしまうので必ずカットする必要があります。
余白部分をカットしたらダンボールに貼り付けて、画像を繋ぎ合わせましょう。ダンボールへの貼り付けは、のりなどを使用すると、印刷した紙が波打ってしまうことがあるので両面テープや接着スプレーがおすすめです。
全体的なシルエットができたら、ダンボールの余った部分を切り落とします。最後にパネルの後ろ側に付ける支えなどを作って、15〜30度の傾きに調整すれば完成です。


自作等身大パネルのよくある失敗例と注意点


等身大パネルを作るときにできれば綺麗な等身大パネルを作りたいと誰もが思うことです。ここでは、失敗しないためにも失敗しやすい例やトラブルに巻き込まれないための注意点を解説します。

失敗例

失敗の例として多い2パターンを紹介します。

画像がぼやけている

パネルを自作する場合、解像度が低いことで画像がぼやけてしまう失敗が多いです。印刷する際は解像度が高いほど、鮮明に印刷することができます。手間をかけて作成したのにもかかわらず、画像がぼやけてしまっているとせっかくの等身大パネルが台無しです。
ぼやけてしまうと綺麗な等身大パネルを作成することができないので、解像度の高さを意識して印刷しましょう。


繋ぎ合わせが悪い

等身大パネルのサイズを印刷できるプリンターを持っている人はそこまで多くありません。
そのため分割しての印刷が一般的になりますが、分割で印刷した際に上下左右に余白部分ができます。余白部分をしっかりとカットしないと、画像同士の繋ぎ合わせが悪くなり、途切れた画像になってしまうので注意が必要です。


注意点

自作する際の注意点を2つ紹介します。


著作権に注意する

パネルで使用する画像を自身で用意する場合は問題ないですが、画像サイトやインターネットから引用する場合は注意が必要です。許可がない画像を勝手に使用してしまうと著作権の侵害にあたり、法律に触れてしまうことがあります。
自分で画像を用意するのが最適ですが、難しい場合は商用利用が可能な画像や画像の所有者に許可を取ってから利用するようにしましょう。


持ち運びや設置場所に注意する

自宅などでパネルを作った際、設置する場所や運ぶ際には注意が必要です。等身大ということもあり、ある程度の大きさがあるため、運ぶ際にまわりの迷惑にならないように運ぶ必要があります。
また、設置場所にも注意が必要です。事前にイベントの運営会社に許可を取るなどして、イベントの進行や通行人の妨げにならないように気をつけるようにしましょう。

まとめ


この記事では、等身大パネルを手作りする方法についてみてきました。

手作りをする際のメリットやデメリットをしっかりと把握することで、失敗しないパネル作りができます。また、画像データの取り扱いには十分に注意することが必要です。他の方が所有している画像を無断で使用してしまうと、著作権違反になります。著作権を侵害してしまった場合、最低でも5年以下の懲役または500万円以下の罰金などの罰が与えられるので、必ず著作権が大丈夫なのかを確認するようにしましょう。

手作りでは手間や時間はかかりますが、コストを抑えて等身大パネルを作成できる点が大きなメリットといえるでしょう。

手作り以外で等身大パネルを作りたい場合は専門的な印刷会社に依頼するのもおすすめです。印刷会社での作成は、どのような素材を使うとより綺麗に見えるのかなどを確認しながら作成することができます。イベント事で注目を集めたい、販促ツールとして最大限の効果をあげたいという場合には専門的な印刷会社に依頼するのもいいのではないでしょうか。

制作用材料一覧

 

端材パネル大

パネル厚:5mm~7mm

300x1,000mm以上:1枚220円(税込)〜

パネルを制作するには材料が必要です。サイズは不揃いですが、個人で制作するには十分な大きさをご提供致します。 ぜひ大型パネルの制作に挑戦して下さい。

 

端材パネル小

パネル厚:5mm~7mm

A3 297x420mm以上:1枚110円(税込)〜

手ごろなサイズ(A3)のパネル作成の材料はいかがでしょうか。初めてのパネルはA3程度をお考えの方にお勧めです。

等身大パネル商品一覧

 

厚手フォト光沢紙

紙厚:207μ0.20mm|坪量:200g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

紙ベースの光沢紙と違い、印画紙ベースの高級 フォト光沢紙です。発色が鮮やかなので、主に 写真を用いたデザインに適しています。

 

厚手フォト半光沢紙

紙厚:207μ0.20mm|坪量:200g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

光沢紙よりも光沢感を押さえ、自然のつや感で 文字も見やすく、写真も美しく仕上がります。
 

 

厚手マットコート紙

紙厚:190μ0.19mm|坪量:145g/㎡

900x1,800mm:1体10,142円(税込)〜

光沢の無い厚手コート紙、自然のつや感で文字 も見やすく、写真も美しく仕上がります。
 

 

光沢合成紙

紙厚:195μ0.19mm|坪量:155g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

発色が非常に鮮やかで合成紙特有の強度が最大 の特徴です。耐水性、耐光性に優れていますの で、短期間の屋外用ポスターとして最適です。

 

マット合成紙

紙厚:190μ0.19mm|坪量:135g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

光沢感を抑えた、落ち着いた色彩が最大の特徴 です。耐水性、耐光性に優れていますので、短 期間の屋外用ポスターとして最適です。

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