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【iPhone編&Android編】

スマホでも作れる!推しの等身大パネル!



「推しの等身大パネルを手作りしたい!」
大好きな推しがいる方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

推しとの身長差を実感できる等身大パネルは、イベントでも大人気です。
実は近年、便利なスマホアプリの登場やプリンターの画質の向上で、等身大パネルが手作りできるようになりました。
かなり大きな印刷物になる等身大パネルを、どのような方法で作るのか気になりますよね?

今回は、素敵な等身大パネルの作り方を、画像分割アプリの操作方法も含めて詳しくご紹介します。

等身大パネルを作成する際の注意点

等身大パネルに使用する人物の写真や、キャラクターのイラストには、それぞれ肖像権や著作権があります。
使用する画像の権利を保有していない場合の複製は、著作権法の第30条に明記されている、「私的利用に限る複製」の範囲内になります。
「私的利用に限る複製」とは、個人や家族、もしくはそれに近い状況で楽しむという意味です。
大切な推しの権利を侵害しないように、規定の範囲内で楽しみましょう。



等身大パネルをスマホで作る方法


等身大パネルをスマホで作る場合の流れは、5ステップです。
等身大パネルの作成は、3時間から5時間は必要になります。
休日の利用やステップごとに分けて作業する方法もおすすめです。

画像と材料の準備
事前に、画像と材料を用意します。

画像
等身大パネルは、スマホ画面よりも遥かに大きく印刷するため、解像度が重要になります。
実寸で200dpi前後が等身大パネルに印刷しても粗くならない画質です。

もし、お気に入りの画像の解像度が低い場合は、画質アプリで加工すると綺麗になりますが、大きな修正は画像に違和感が出やすいため避けます。

人物の周囲は透明か白がおすすめです。
可能であれば、画像編集ソフトで加工します。

材料と必要な物
ハサミ
カッター
カッターマット(厚紙やダンボールでも可)
両面テープ
セロハンテープ
仮止め用マスキングテープ
定規
筆記具
土台分のパネル
スタンド分のパネル

シール付きのパネルがあれば、作業時間が短縮できます。
シール付きパネルはホームセンターや100円均一ショップなどで販売されています。
パネルの素材は、スチレンボードが軽く強度もあるためおすすめです。
用意するパネルのサイズは、人物の身長に上下各2.5㎝の余白を取るため、縦は身長プラス5㎝ほどが目安です。横はポーズによって変わりますが、50㎝前後が目安です。

費用
等身大パネルを手作りする費用の目安は、通常のカラーコピーの印刷代が1,000円〜2,100円、材料費が500円前後です。
自宅のプリンターを利用すれば、1,000円未満で作成可能です。

ステップ1 画像を分割

等身大パネルに使用する画像を、印刷できるサイズに分割します。
スマホの機種に対応した「画像分割アプリ」が必要です。
画像の分割方法は、iPhoneとAndroidのスマホで異なるため、後半で詳しく解説します。

ステップ2 印刷

加工したデータを印刷しますが、自宅にプリンターがない場合は、コンビニを利用します。
「ネットプリント」「プリントスマッシュ」「セブンイレブンマルチコピー」など、コンビニ各社に対応したアプリをダウンロードして利用します。

ステップ3 パネルに貼る

マスキングテープで仮止めしながら、印刷面を並べてバランスをチェックします。
大丈夫であれば、両面テープで貼り合わせます。
土台のパネルも、等身大パネルのサイズに貼り合わせておきます。

シール付きのパネルがあれば、作業時間を短縮できます。
パネルの床に置く側を、幅1㎝だけシールの剥離紙を切って剥がし、ズレないように足側を最初に貼ります。
ズレが心配な場合は、印刷用紙の裏側にセロハンテープを貼っておくと、パネルへの貼り直しが可能になり、仕上がりが綺麗になります。
足側を貼った後、印刷用紙の方はロール状にまとめておき、シールの剥離紙を剥がして、ロール上にした印刷紙を転がすように伸ばしながら貼ります。

ステップ4 パネルを切り抜く

等身大パネルを切り抜きます。
カッターマットやダンボールなどを下に敷き、カッターで画像の縁を切り抜きます。
縁は2.5cmから3cm残します。

ステップ5 スタンドを付ける

パネルの高さの3分の1を越える長さで、スタンドを付けると安定します。
パネルを「コの字型」に折り、平らな部分をスタンドに貼ります。
等身大パネルは床に対して90度で立てるよりも、少し角度がある方が見やすくなるため、スタンドの底を30度弱、斜めに切る方法もあります。
お好みで調整しましょう。

スタンドの「コの字」部分が広がらないように、正面から見えない幅のパネルを利用して、スタンドの両端が入る切れ込みを2箇所作り、横向きに差し込んで補強します。

iPhoneでつくる!等身大パネルの作り方


iPhoneの場合は、等身大パネルに使用する写真を決め、その画像を分割印刷するための、加工アプリをダウンロードします。
分割印刷するためのアプリは、「でかプリント」や「実寸フォト」が人気です。
今回は、「でかプリント」を例に説明します。

でかプリントで等身大パネルを作る方法

初期設定
APP Storeから「でかプリント」をダウンロードします。
インストールや初期設定が済み、トップ画面に切り替わったら、「setting」ボタンで印刷設定を調整します。
・用紙サイズ(A4/A3などを選択します。)
・トンボ(貼り合わせる目印をONにします。)
・塗り足し印刷(ONにしておくと、つなぎ目が綺麗に仕上がります。)

印刷設定が終わったら、トップ画面の「Choose Photo」から加工します。

1.「Choose Photo」をタップ、使用する画像を選びます。

2.選択した画像の調整画面に切り替わります。
印刷したい画像の人物を中央に移動したり、印刷範囲に全身が入るように、拡大縮小で調整します。

3.画面下部にある「面数ボタン」をタップして、印刷枚数を決めます。
画面に分割イメージのラインが表示されるため、バランスを見ながら面数を比較しましょう。
面数ボタンの下には、縦横の長さが表示されているため参考にします。

4.面数が決まったら、最下部にある「Print」ボタンをタップします。

5.画面にメニューが表示されます。
印刷
そのまま印刷します。
印刷ページ指定
印刷したい部分だけを選択できます。
カメラロールに保存する
コンビニなどで印刷する場合は、このボタンで保存します。
キャンセル
操作をキャンセルします。

6.「印刷ページ指定」をタップします。
指定した面数の枠線が、画像に表示されているため、不要な枠をタップします。
不要な枠はタップすると黒くなり印刷から除外されます。
等身大パネルに必要な枠だけがカラーになるように選択して、「OK」をタップします。

7.自宅で印刷する場合は、メニューの「印刷」をタップします。
「プリンタオプション」画面で、使用するプリンターを選択して印刷します。

8.コンビニで印刷する場合は、「カメラロールに保存」をタップして保存します。
コンビニ印刷に必要なアプリをダウンロードして印刷します。


androidでつくる!等身大パネルの作り方


Androidのスマホは、「でかプリント」や「実寸フォト」のような便利なアプリがないため、別のアプリを使用します。

Androidのスマホで等身大パネルを作る場合、画像分割アプリは「Excel」が便利です。
「Excel」といえば、パソコンをイメージするかもしれませんが、Androidのスマホでも利用が可能です。
印刷設定のみでサイズを指定し分割印刷できるため、操作は「Excel」の方が簡単です。
「価格が高いのでは?」と思われるかもしれませんが、Androidアプリの「Excel」は、一部機能を無料で使用できます。
無料で使用するには、Microsoftアカウントを作成してサインインします。 サインインしない場合は閲覧機能しかないため、必ずサインインした状態で使用してください。
無料アカウントでの「Excel」は機能が制限されますが、画像の挿入や印刷設定は利用可能です。

登録時に有料のサブスクリプションサービスを選択してしまうと、年額か月額での料金が必要になります。
無料で使用する場合はサブスクリプションサービスには登録せずに、「Excel」へ移動しましょう。

Androidで等身大パネルを作る方法

初期設定
Microsoftのアカウントを作成し、Excelをダウンロード、インストールします。

1.Excelを開き右上の「+」をタップします。

2.「新規作成」、続いて「空白のブック」をタップしてExcelのシートを開きます。

3.画面上部の「A」をタップします。

4.画面中央付近の左側に表示されている「ホーム」をタップします。

5.「挿入」、続いて「画像」をタップし、フォルダから画像を選び「完了」をタップします。

6.画面下部の「サイズ」をタップして、「高さ」に身長を入力します。「幅」は自動計算されます。元の画像の余白は、可能な範囲で削っておくと、分割枚数も減ります。

7.サイズを身長で設定したら元の画面へ戻り、画面右上にある縦の三点リーダーをタップします。

8.表示されたメニューの中から、「印刷」を選びます。

9.印刷オプションの「用紙サイズ」で、印刷する用紙のサイズを「ISO A3」か「ISO A4」で指定します。

10.印刷オプション画面下部の「印刷」をタップすると、分割されたPDFに変換されます。

11.自宅で印刷する場合は、画面上部にある「PDF形式で保存」をタップ、「すべてのプリンタ」でプリンタを選択して印刷します。
コンビニで印刷する場合は、画面右上付近にある、PDFと書かれた「丸いボタン」をタップすると、分割されたデータがスマホに保存されます。

12.コンビニで印刷する場合は、コンビニ印刷専用アプリをダウンロードして印刷します。


まとめ


今回は、iPhoneとAndroidスマホそれぞれで、等身大パネルを作る方法をご紹介しました。
iPhoneは「でかプリント」を利用して、Androidのスマホは「Excel」を活用して、簡単に分割印刷することが可能です。
材料を集めたり、切ったり、貼ったりと、等身大パネルは作るのも楽しいアイテムです。
推しのお誕生日など記念日に合わせて、手作りや写真撮影を楽しんでみてください。


制作用材料一覧

 

端材パネル大

パネル厚:5mm~7mm

300x1,000mm以上:1枚220円(税込)〜

パネルを制作するには材料が必要です。サイズは不揃いですが、個人で制作するには十分な大きさをご提供致します。 ぜひ大型パネルの制作に挑戦して下さい。

 

端材パネル小

パネル厚:5mm~7mm

A3 297x420mm以上:1枚110円(税込)〜

手ごろなサイズ(A3)のパネル作成の材料はいかがでしょうか。初めてのパネルはA3程度をお考えの方にお勧めです。

等身大パネル商品一覧

 

厚手フォト光沢紙

紙厚:207μ0.20mm|坪量:200g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

紙ベースの光沢紙と違い、印画紙ベースの高級 フォト光沢紙です。発色が鮮やかなので、主に 写真を用いたデザインに適しています。

 

厚手フォト半光沢紙

紙厚:207μ0.20mm|坪量:200g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

光沢紙よりも光沢感を押さえ、自然のつや感で 文字も見やすく、写真も美しく仕上がります。
 

 

厚手マットコート紙

紙厚:190μ0.19mm|坪量:145g/㎡

900x1,800mm:1体10,142円(税込)〜

光沢の無い厚手コート紙、自然のつや感で文字 も見やすく、写真も美しく仕上がります。
 

 

光沢合成紙

紙厚:195μ0.19mm|坪量:155g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

発色が非常に鮮やかで合成紙特有の強度が最大 の特徴です。耐水性、耐光性に優れていますの で、短期間の屋外用ポスターとして最適です。

 

マット合成紙

紙厚:190μ0.19mm|坪量:135g/㎡

900x1,800mm:1体11,693円(税込)〜

光沢感を抑えた、落ち着いた色彩が最大の特徴 です。耐水性、耐光性に優れていますので、短 期間の屋外用ポスターとして最適です。

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